子供の「困難に折れない心を作る」サポートをするための一つの手段として、ヒプノセラピー(催眠療法)音源を活用するという方法があります。
まずは、困難に折れない心とはどのようにして作られるのか、全部で12のポイントをお伝えします。
子供の困難に折れない心を作るための12のポイント
困難に折れない心を作るための3つのポイント
まずはじめに、困難に折れない心を作るための3つのポイントをお伝えします。
- 生まれつき備わっている気質を活かす
- どうすれば問題を解決できるか?見たり聞いたり感じたことを学習する
- いつでも助けてもらえる人間関係や環境に着目する
家庭内では兄弟姉妹で、家の外では、お友達と比べると子供の気質の違いを見て取ることができます。
困難に折れない心を育むために、気質の違いを優劣で見ることなく、本質を見ていくことが勧められています。
そして、子供は、家庭や学校でさまざまな体験を通して、自分の得意・不得意を判断し、自己認識を決定していきます。
<例>
私は、足が早い
私は、教科書の音読が得意
私は、声を出さずにじっと本を読んでいるのが好き・・・
こちらは例ですので、反対に捉える場合もあります。
どちらにしても、したこと・できたことや、ネガティブに自分を判断したことを、よい力に変えていくための学習機会を設けることが大切です。
なぜなら、それが問題を解決する力につながっていくからです。
さらに、家庭の外で、誰が子供を助けてくれているのか、人や環境に着目する機会を増やします。
<例>
声をかけてくれるマンションの管理人さん
警察署の方
いつも行くコンビニ・スーパーの方
学校の担任の先生、音楽などの教科の先生
習い事の先生
祖父母
仲がよいお友達
お友達のご両親
このように、誰が子供に気にかけてくれるのかを知り、伝えていくことも大切です。
ヒプノセラピー音源で効果を出すために、子供の「困難に折れない心」を作るための3つのポイントも入れています。
VUCAの時代に必要なレジリエンス
VUCAと言われる時代になったことで、困難に折れない心を作るメンタルヘルスの重要性が増してきています。
*VUCA(ブーカ)とは先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態を指します。Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑化)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のことを意味します。
そこで、最近よく言われるのがレジリエンス(resilience)です。
日本語に訳すと回復力・弾力・しなやかさを意味します。
レジリエントな人を目指すことで、困難な問題、危機的な状況、ストレスに遭遇しても、立ち直り行動することができるということです。
そのため、困難に折れない心を作るためには、レジリエンスのポイントを抑える必要があります。
重要なことは、ストレスが降りかかったときにどのように自分の心をマネジメントして、どれくらいの期間で立ち直り行動できるかです。
ストレスにも大小の差はありますが、仕事のミスであればなるべく早くに立ち直り、行動したいところです。
しかし、ペットや家族との死別では数年かかることもあると言われています。単純に、立ち直るのが早ければいいという話ではないのかもしれません。
レジリエンスを高める9つのポイント
- 気持ち・感情をコントロールする力・我慢する力
- 変化する状況に順応できる柔軟性
- 自分は大切にされている・私は大切な存在だ・自己肯定感
- 必要な時にサポートをしてもらっているという気づきや、助けを求められる力
- 自他共存(自分を犠牲にせずに他者と共存・愛し愛されることができる・友人や社会と良好な関係)
- 楽観的であること
- 嫌なことを割り切る力(うだうだから脱出する力)
- ゴール・目標・志・有りたい姿がある
- ゴールと現状の差を理解し、選択肢や方法があることに気づける力
困難に折れない心を作るための3のポイントと、レジリエンスを高める9つのポイントをお伝えいたしました。
今回のヒプノセラピー音源では子供の「困難に折れない心」を作るサポートをすることを意図しています。恐怖・不安に打ち勝てる強い気持ちを育むことにフォーカスしながら、これら11のポイントを取り入れています。
困難で心が折れてしまうと・・・
それでは逆に、困難で心が折れてしまったり、レジリエンスさがない、というのはどのような状態でしょうか。成人の年齢を迎えて起こり得る可能性をお伝えいたします。
生活習慣
- 依存に溺れる(嗜好品・お酒・ゲーム・買い物など)
- メンタル・身体症状が出てくる(ウツ病・引きこもり・過食など)
資産形成
- リスクとリターンを長期的に見るメンタルがないため投資が難しい
仕事
- 人間関係を築きながら仕事ができない
- チャレンジができないため昇給・昇格の機会を逃す
異性間
- 異性の気持ちを理解できない
- 性犯罪
健康
- 健康を意識した食事を取ることが困難
昭和的な我慢する習慣
令和という新時代を迎え、今までの常識が変わってきました。
自由や個性や権利を主張しやすくなったのではないでしょうか?
それは、生きやすくなったのでしょうか?生きにくくなったのでしょうか?どのように判断するのかは、人によるかもしれません。
さて、今は昭和時代にはなかったユーチューブやWEBを使っての収益化があったり、昔はあまりなかった外資系企業への就職も増えてきました。
新しい価値観が新しい選択肢として、これからの未来を作る道として、社会に受け入れられつつあります。
しかし、公務員になりたいという安定志向は根強い人気があるようです。それと同時に、学歴社会であることは今も昔も変わらないようです。
実は、子供時代に自分の気持ちを我慢して行動した経験が少ないと、少しの困難で心が折れてしまうことに繋がると言われています。
こんな場合は少し注意が必要かもしれません。
- 欲しい物を何でも与えられている
- 欲望を我慢する機会がない
それは、他人の理性に従えないと自分の理性に従うことはできないと言われているからです。コントロール・我慢する機会があることで、自己の理性を活用しはじめる事ができるのです。
今回のヒプノセラピー音源では子供の「困難に折れない心」を作るサポートをすることを意図していますので、我慢する機会についても取り入れています。
次の記事で、子供向けのヒプノセラピー音源を説明してきます。