『脳科学 ひらめきのために知っておきたい7つのこと』に続き、ひらめき力の鍛え方をお伝えします。
ひらめきには欠かせない無意識や潜在意識も使うことで、24時間ひらめき力を鍛えることも可能です。
適度に筋トレをすれば健康になるように、ひらめき力も鍛えることができます。
ひらめきを鍛える方法
直感や勘に頼ることなく「ひらめき」を連発している人もいます。どうすると、その域にたどり着けるのでしょうか?
身近でカンタンにできる、ひらめきを鍛える方法をご紹介します。
ひらめきの筋トレだと思って、まずは質より量の経験を積んでいくと、脳内がスパークするようなひらめきにつながるはずです。
①呼吸でひらめきの源泉へ
脳内にはひらめきの源泉がいくつもあります。
そこにアクセスする時に、意識したいのが呼吸です。吐いて…止めて…吸って…ヒプノセラピーや瞑想などでも呼吸は大切にしています。無意識や潜在意識に入るための大切な、儀式とも言えるぐらい重要なのが呼吸です。
他にも、武道やスポーツでも呼吸は大切にしていると思います。
呼吸は脳波をアルファー波に切り替える作用があります。
吐いて…止めて…吸って…
②自分を信じた時に出るひらめき
プロ野球選手が「今日はムリだな」と思いながらバッターボックスに入ったらどんな結果になりますか?
意外とこのようなことは身近にあるかもしれません。
「今日は絶好調だ!」と笑顔で言いながら「ムリかも…」という言葉が頭をよぎる時…
もちろん、まぐれでできることはあります。
しかし、ひらめきは「自分の中にあるものを見つける作業」ですので「自分を信じられる」と出しやすくなります。
自信は出来事に結びついていますので、自信を増殖させることは可能です。
・自信のある出来事A
・自信のない出来事B
自信のある出来事Aの時をしっかりと思い出して体で感じてみます。
自信のある出来事A
・どのようなイメージですか?
・聞こえる声や音はなんですか?
・自信のある時の体の感覚は?
そのまま体や視線を動かさずに、自信のない出来事Bをイメージしてみます。
自信のない出来事Bをイメージしても、自信のある出来事Aの心と体でいられるようになるまで繰り返します。
成功体験が多い人は、他の分野でも成功しやすい理由は、成功パターンを身に着けているだけです。
出来事とは、単なるパターンなので誰にでもアクセスできます。
③強いストレスでひらめく💡
締め切りの力を使うと、超集中状態に入れる話をご存知かもしれません。
テスト直前になると勉強する・・・あの能力です。それまではウダウダと過ごした時間が嘘のように超集中モードに入ることができます。
他にも、火事場のばか力は、火事という一大事では、女性でも重い物を持ち上げられるという意味です。駆け込みしてギリギリセーフだった経験などありませんか?
とある有名な方は「一番キライな人にあえて会いに行く」という方法をとっているそうです。ひらめき力を鍛えるためにストレスにさらす…
ひらめくための方法
・締切を設定する
・もし○○しなければ、苦手な○○をしなければならない
・もし明日に締切日が早まったとしたら?
・もし来週が来ないとしたら?
本当の締切が来るまでに、脳を使って自由に想像してみましょう!ひらめき力が鍛えられます。
③深い自分とのつながりでひらめく💡
ひらめきとは、異なるものを関連づけできる能力です。
無意識や潜在意識がひらめきの源泉ですので、全ての記憶に有意識でアクセスできたなら…ひらめきすぎる毎日になるかもしれません。
例えば、子供の頃の記憶や経験は全て無意識に入っています。
だから、もう一度自分自身と深いつながりを持ち、かつて経験してきたものを見たり聞いたり感じたりできたら…宝物のようなひらめきが思い浮かかもしれません。
喜んだり、イライラした心の揺れに気づくことで、ひらめきを言語化していくことができるようになります。
無意識にアクセスする方法
・瞑想やマインドフルネス
・呼吸法
・内観
・ヨガ
・退行系のヒプノセラピー
④ベッド・お風呂・バスをひらめきを極める
かつて、物理学者たちは3Bでひらめきを起こしていると心理学者の間で言われていたそうです。「3B」とは、Bed・Bath・Busです。
ベット、お風呂、バスでぼーっとしてしまう状態の時にひらめきが起こりますので、すぐにメモが取れるように準備しておきます。
成功者たちはベッドの質にこだわるとよく言われています。3Bエリアを使うことでひらめきに繋がりやすくなるかもしれません。
⑤24時間ひらめきを意図しておく
「どのようにひらめきたいのか?」という意図を設定しておきます。
先に意図の例をお伝えしますと、
- 今、幸せな証拠を笑顔で3つ見つける
- 今日、A案件の打開策を10個サッとひらめく
- 今日は感謝を意図して過ごそう
- 今日はパワフルさを意図してどんどん前に進もう
- 今日は自分を穏やかに整えることをしよう
- 寝る前には、寝ていいる間に○○についてひらめく
などの表現になります。意図を設定すると、自分をコントロールすることが楽しくなってきます。
このような意図を24時間設定しておくことで、ひらめくことが可能になります。
もちろん、どのようなひらめきが欲しいのか、予め手帳などに書いて設定するのも大切です。書くことで体感覚を使い、情報や視覚を脳に記憶させることができます。
そして、ひらめきは思わぬ所から降ってきますので、しっかり受け取る準備も大切です。
⑥ひらめきに備える💡
ひらめきに備えるとは、ひらめいたら、それができる前提で行動するということです。
例えば、引っ越しがひらめいたら、引っ越す前提に入ること、が備えることです。
- 引っ越ししてみたい物件を見てみる
- 引っ越し資料を取り寄せる
- 引越し先に何を持っていくか選別する
- 引っ越しに備えて断捨離する
- 信頼できる人に引っ越しについて話してみる
実際に引っ越さなくてもいいんです。誰にも迷惑をかけずにひらめきを鍛えているだけなんですから…大家さんに引っ越しについて、いつ伝えるかはよく考えてくださいね。
⑦ひらめきを鍛える質問💡
人や自分に次のような声掛けや質問をすると、ひらめきを鍛えることができます。
- ゆっくりで大丈夫☺
- 待ってるね☺
- いいですね☺
- どうやってできたの?
- これは世界に1つしかないですね☺
- 大切なことってなんですか?
ひらめきを鍛える質問は星の数ほどありますが、まずはリラックスをして、合理的ではない、正解がないところに視線をもっていきます。そうすることで、単なるアイディアではない、ひらめきが生まれます。
まとめ
ひらめきの王様、エジソンでしたらどうやってその問題を解決するでしょうか?また、何を大切にしているでしょうか?
もしかしたら、バカげているような、ありえないことは、世の中が求めている事と同じかもしれません。
ひらめきには欠かせない、無意識や潜在意識を使って、24時間考え続けることができるヒントをお伝えしました。