催眠療法で効果がある人がやっている7つのこと

瞑想やマインドフルネスやヨガが流行りましたが、次はヒプノセラピー(催眠療法)という自分の感情や思考を整えていく方法が注目されています。

催眠療法では潜在意識、無意識といった脳の未知の領域を使います。この手法は、すでに経営者やオリンピック選手といった「目標を達成したい方」に使用されています。

しかし、一般に広まらない理由として「洗脳される」「効果が不明瞭」「怪しさ」「スピリチャル」という見方があるからかもしれません。

催眠療法を英語訳にするとヒプノ(催眠)セラピー(療法)になります。催眠療法は古来から使われてきた心理学の1つになります。

催眠療法(ヒプノセラピー)が効果がある理由

まず、脳は顕在意識と潜在意識の2つの領域からできています。

1 顕在意識

顕在意識が行動を起こすように身体に命令を出しています。例えば「勉強をしよう!」と椅子に座れせるのは顕在意識です。潜在意識で「やりたくない」が起こると、顕在意識は潜在意識を尊重して椅子から立つことように命令します。

他にも、

  • 引っ越そう
  • 転職しよう
  • 資格を取ろう
  • 成功したい
  • よい人間になりたい
    などなど

決断したり、望んだり、考えるのは顕在意識です。

2 潜在意識

潜在意識は自律神経のような無意識レベルのことがでできる領域です。

それは、心臓が動くのは潜在意識が命令をしているからです。例えば、食欲や排泄欲や性欲なども潜在意識のなせる技です。考えないと食べないのであれば、いつの間にか飢えて死に至る可能性があります。考えて決めないと排泄できないのでしたら膀胱や大腸が大変なことになります。

3 顕在意識と潜在意識をくっつける

このように決定する顕在意識と、本音の潜在意識が統合されている時に、どんどん勉強がはかどったり、どんどん身体能力を上げることができます。

きっとご経験があると思いますが、自転車のペダルを右・左と順に一つ一つこぐことができ、ハンドルを右・左ときれるようになったら、スイスイ進むようになります。

「今日はあのお店に自転車で行こう!」顕在意識と潜在意識が仲良く手を取り合って自転車をこいで、お店に向かっているのです。

このように、物事の始めは顕在意識が肉体に命令を出します。そのうち潜在意識だけで動かすことができるようになっていきます。

例えば「年商を1千万上げる」という決定した事柄に対して、心が折れないように、潜在意識と顕在意識でサポートし合う、それができるのがヒプノセラピーです。

かんたんに一言で催眠療法(ヒプノセラピー)をお伝えすると、決定事項に対して反発する潜在意識を癒やしたり、潜在意識をやる気にさせるテクニックです。

効果のある催眠療法を受けたい場合

催眠療法は、まずトランス状態と呼ばれる眠りそうな状態に入っていきます。効果のある催眠療法を受けたい場合には、ポイントがいくつかありますのでお伝えします。

まず、催眠状態とは人の心理状態を指す言葉なので、人により感覚は異なります。だから、ヒプノセラピストは相手に合わせて催眠状態に入ったかどうかをしっかり見ていく必要があります。

4 リラックスをする

最初に、信頼できる相手にしてもらう、信頼できる場所でしてもらうことが大前提です。

なぜなら、催眠状態とはリラックスした状態でできるからです。そのために緊張をゆるめて顕在意識にはいったん休んでもらい、暗示のかかりやすさを作り出します。

意識が完全に眠るわけではないので、起きたい時には自分でいつでも起きることができます。

5 得たいものを設定する

トランス状態まで入れたら内的洞察力を使って気づきを得たり、どのように目標を達成するか、どのようにトラウマを解消していくかなどを潜在意識に考えてもらいます。

そして、潜在意識のメッセージを顕在意識がキャッチするようにします。顕在意識がキャッチできたら行動がしやすくなるからです。

このように得たいものを設定し、潜在意識と顕在意識を統合することができるため、現実化していきます。また、催眠状態での思考を現実で体験することが可能になっていきます。

もし、得たいものを設定することがないまま進む場合は、潜在意識のリラックス、リラクゼーションにとどまるかもしれません。

催眠療法がかかりにくい人

催眠状態で効果を出すためには、信念・価値観と脳に関する知識の2つが大切になります。この2つがそろわないと催眠療法はかかりにくいかもしれません。

6 信念や価値観

物事を信念・価値観のフィルターを通して脳は物事を処理します。

例えば、「雪が降る」と聞くとどう思いますか?

雪が降らないエリアの子どもたちは踊るぐらい喜び、大興奮するかもしれません。雪国エリアの子どもたちは、また降るのかと、げんなりするかもしれません。

雪が降る出来事ではなく、信念・価値観のフィルターが喜びやげんなりを生み出します。

  • 黒く覆うトラウマのような信念・価値観
  • 少し困る程度の信念・価値観
  • よい信念・価値観
  • 人生をよりよい方向に加速させる信念・価値観

こちらは全てではありません。人には星の数ほどの信念・価値観があります。そして時と場所になどによっても変わります。

「人を笑わせることが生きがい!」そんな芸人さんが、冠婚葬祭やタブーな場所でその信念・価値観で行動すると大変なことになります。人は運転するように、自ら臨機応変に信念・価値観を変えています。

年を取ると悩みが減っていくのは、自由に運転できるようになってくるからかもしれません。

何か邪魔をするような無力感・無価値感・絶望感があるのなら、変えていくことでスムーズに運転できるようになります。

7 脳に関する知識

もう一つは知っていることです。

脳についての知識や知恵があると、潜在意識を活用できる前提で催眠療法を受けることができます。 出来事は予測範囲内でしか起こりません。

なぜなら、脳は思いがけない結果や想定外を喜ばないようにできていまます。脳は期待内、想定内に収まることが大好きです。それは、生命維持活動がしっかりと働いているからです。

AとBの道があるとしたら、どちらに行きますか?どちらを選びますか?

  • Aはいつもの道
  • Bはうす暗くて目を細めてよく見ても、見えない・・・何かが大きなものが出てきそう・・・

人間がなぜこのように進化を遂げているのか?その理由の一つが、Aの道を歩くこと「判断」ができるからかもしれません。もちろんBという道も人間の進化では必要でした。しかしリスクをとって全員で進む必要はありません。誰かがいけばいいのです。

  • Aはいつもの道
  • Bは新しい道や新しい可能性

時代が変わって、現代の日本では一歩出たら恐竜に食べられるわけではありません。Bに見えることを選んでも大丈夫なのです。「生命維持装置がしっかりと働いていいる賢い脳は、Bという未知の道は選択しない」これを予め知っておくことが大切です。これが脳に関する知識です。

臆病、チャレンジしない、よく考えすぎる、いつまでも熟考している、恐れる、怖いなどなどは、生きていくために大いに大切なことです。

まとめると、どのような信念・価値観を持っているかと、この脳に関する知識を知っているかによって、催眠療法の効果に差が出ます。

効果を出せる人は、催眠に積極的に入る姿勢が取れます。効果的な催眠状態に入る方法に慣れてくると、かんたんに自分を整えて願いを叶えやすい体制をつれるようになってきます。

まとめ

催眠療法(ヒプノセラピー)について疑問を持っていた方のために、効果がある理由や、効果的に受けるポイントをお伝えいたしました。

これから、催眠療法で効果的を出す人がさらに増えてくると言われています。

それは脳科学も日進月歩だからです。そして、ネットで世界中の論文が読める情報社会化社会になりました。令和時代になった後も、どんどん新しい信念・価値観が生まれてきます。

それはどのような信念・価値観を持つか、一人ひとりが自由に選べる時代になったことを意味するのかもしれません。

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