少しヒプノセラピー(催眠療法)に興味を持ち始めると、いつから催眠療法があるのか?が気になってくるものです。
お気づきのように、ヒプノセラピー(催眠療法)にはスピリチュアルな点があります。まずは、ヒプノセラピー(催眠療法)の起源についてご紹介します。
WHOに参加するヒプノセラピー(催眠療法)
はじめに、ヒプノセラピー(催眠療法)は学問の「催眠学」として世界的に知れ渡っています。
催眠は、CMや広告宣伝などの販売・マーケティング手法を通じて社会のさまざまな分野で使われているため、本来は、馴染み深いものです。
医学的には、精神医学や心理学の分野で使われています。神経や体の痛みの治療にとどまらず、内科、外科、産婦人科、歯科などの医療分野でも活用されています。
日本催眠学会はWHO(世界保健機関 World Health Organization)にも参加しています。
ヒプノセラピー(催眠療法)の起源
ヒプノセラピー(催眠療法)と呼ばれるようになったのは19世紀に入ってからになります。それまでは、催眠はどのように使われていたのでしょうか?
最古のヒプノセラピー(催眠療法)は紀元前3000年?
ある情報では、紀元前3000年頃からヒプノセラピーがあったと記載がありました。
最古の医学文献、エーベルス・パピルスにヒプノセラピーについての記述があったという理由です。
本当にそうなのでしょうか?
確かに、エーベルス・パピルスは、紀元前1550年頃に編集された最古の医学書の一つと言われています。
ウィキペディアには、古代エジプトには精神疾患者がいた記述はありますが、残念ながらヒプノセラピー(催眠療法)があったかどうかは確認できておりません。
エーベルス・パピルスには、医学文献というだけあり、腸、眼科、皮膚、婦人系、歯、うつなどについての診断や治療が記載されています。そして、800種の処方薬が既にあったことが分かっています。
文献の終盤に、病魔退散の呪文や魔術療法が記載されいる箇所があります。
仮に、病魔退散の呪文や魔術療法をヒプノセラピー(催眠療法)と言うのであれば、紀元前3000年からあったと言えるのかもしれません。
眠りの寺院はあるのか?
古代エジプトでは眠りの寺院があり、そこでヒプノセラピー(催眠療法)が行われていたという記載があるのですが、これも残念ながらこれも確認できておりません。
眠りの寺院とは、催眠導入で使われる比喩表現です。眠りの寺院は心身ともに安心できる場所で、潜在意識に問いかける意味合いの暗示で使われることがあります。
もし本当にエジプト、ギリシャ、インドなどに眠りの寺院があったのなら、そこは神と繋がる儀式をするような神聖な場所だったのではないかと想像します。
まとめ
ヒプノセラピー(催眠療法)は古代からあったかどうかはハッキリとはわかりませんが、紀元前1550年エーベルス・パピルスには、病魔退散の呪文や、魔術療法が行われていたことが分かります。その頃には、うつ病と思われる精神疾患もすでにあったようです。
ヒプノちゃん
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